座屈荷重
座屈荷重
P
cr
(= δ
cr
A
)は、(8)式において
K
H
=0となる、即ち
qH
/ π となる時として求められる。
(12)
(12)式に(9)式の
K
S
,
K
r
を代入し、
を考慮すれば、
となる。ここで平方根中の
が非常に大きな値を示すことから、上式は次式のように近似できる。
ここで、
図6には座屈応力度と形状係数の関係を
G
=4 [0.39MPa]と6kg/cm
2
[0.59MPa]の場合について示す。これより、座屈応力度は
S
1
と
S
2
が大きいほど高くなることが判る。また、せん断弾性率が小さければ、座屈応力度と形状係数の関係は比例関係を示し、(13)式で精度良く求めることができる。 (13)式より積層ゴムの座屈応力度は、
として簡単に推測することができる。上式の ξ は、
G
=4.5kg/cm
2
[0.44MPa],
E
b
=20t/cm
2
[1.96GPa],
κ
=0.85とすれば、
S
1
と ξ の関係は表2のようになる。
表2:座屈応力度算出の際の
S
1
と ξ の関係
S
1
10
15
20
25
30
35
ξ
1.005
0.983
0.954
0.920
0.883
0.845
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